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  • 2018.10.15 Monday
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キング・オブ・コメディ 覚書

お笑いじゃなくて、スコセッシ監督とデ・ニーロの82年の映画の感想です。
これが、本当におもしろかった。
単純な「楽しい・おかしい」じゃなくて、もうすんごい見てるこっちの気持ちがかきまわされるの。

この二人のコンビはかの有名な「タクシードライバー」で見たことがある。
共通するところはズバリ、
ひねくれたサクセス・ストーリー。
デ・ニーロがイッちゃってる。
見てて痛い。
エンディングの展開が意外。で、なんとも言えない。

タイトルの出方から、もうこの映画の雰囲気が出てる。

芽の出ないコメディアン役のデ・ニーロ。
どうしても人気コメディアンになりたくて、毎日妄想するわこんな番組のセットみたいな部屋にしちゃうわ。


そのためなら手段は選ばない。


(実際の)人気コメディアン役のジェリー・ルイスを誘拐・監禁。
番組に出演させろと脅迫という強行手段。


共犯の熱狂的なファンの女性もこれまた頭がおかしい。

やつらはあきれるほど思いのままに行動する。
ジェリーに対する狂信的な憧れがあるのに関わらず、彼のことはまるで考えていない。
そこが理性が伴っていなくて見ててハラハラする。
なんていうか、子どもなんだよな。

たまに映るシンメトリー構成。彼の部屋は狂気的。


このサングラス。
流行りが一周した感じ。


80年代のブロードウェイ!


エンディングは彼の妄想なのか現実なのかちょっと分からない構成。こう見れるのも、ところどころにそういう演出があってちゃんと伏線になってるため。

まとめると、ジェリーとデ・ニーロの奇妙なかけあいをただひたすら見ている地味な映画。絵的には地味。
こういう企画は今の時代だと渋い顔されるだろうな、、、。


疲れた平日にのんびり見て、割とショックを受けるのに最適な映画でした。



映画は忙しかった中でも深夜に見てました。もう一本感想書きたい作品があるなぁ!

デンゼルワシントンとゼメキスのフライトも劇場に見に行ったけどとても良かったよ。ああ、ウズウズ!




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